ハウスメーカー、工務店、建設会社、設計事務所の違いは?注文住宅はどこに頼めばよい?

家づくり
この記事は約6分で読めます。

長崎県内で注文住宅を建てようと思った時に、

「そもそも注文住宅ってどこに頼めばいいんだっけ?」

という疑問が浮かぶことでしょう。

注文住宅をお願いできる会社の種類は、以下の4つに分類されます。

  • ハウスメーカー
  • 工務店
  • 建築会社
  • 設計事務所

これらの4分類は、なにか明確な定義があるわけではありませんが、

それぞれ特徴がありますので覚えておくと良いでしょう。

ただ注意すべきは、これらの分類による特徴はあくまで一般論として言えるものです。後述するそれぞれの特徴を頭に浮かべながらも、その会社の特徴は個別に見ていく必要があります。

ハウスメーカー

家づくりと聞いて、ぱっと思いつくのがハウスメーカーでしょう。積水ハウス、ダイワハウス、一条工務店、セキスイハイム・・・・など、全国に展開していたり、テレビCMで見るような大手企業をイメージすると良いでしょう。

特徴としては以下の通り。
※一般的な特徴として挙げられるものです。個別の会社によってこれらのメリット・デメリットは異なりますのでご注意ください。

ハウスメーカーのメリット

  • 工期が短い(3か月~6か月)
  • 品質が一定
  • 充実したアフターフォロー
  • (分譲地の場合)土地を探す手間が省ける

ハウスメーカーのデメリット

  • 設計の自由度が少ない
  • 契約後の変更に融通が利かない場合がある
  • 比較的、金額が高め

大工さんが1から家を建てるのとは異なり、ハウスメーカーは規格化された住宅の部品・パーツを自社工場で生産し、それらを現場で組み立てていくといったイメージです。そのため品質が一定していたり、工期が短いといったメリットがあります。

一方で、決められた材質・規格の範囲で設計を行う、完全に自由な住宅を作れるわけではありません。色々なパターンから選択することはできますので、希望の間取りを実現することはできるかもしれませんが、細部までしっかりとこだわりたい方にとってはストレスかもしれませんね。

また、全国展開しており顧客フォロー体制も整っているので、アフターフォローも充実しているといった特徴もあります。例えば、法律で定められた瑕疵担保責任は標準で10年保証を定めていますが、大手ハウスメーカーの場合は標準で20年~30年の保証がついているといったケースも良く見られます。
費用に関しては、大手ハウスメーカーの場合、広告費、人件費などの管理費がかかってしまう分、割高になってしまうといったデメリットもあります。

また、資金が潤沢なため土地を予め自社で購入し土地とセットで販売する分譲地を開拓できる点も強みでしょう。注文住宅は会社選びより土地探しが大変な場合もありますからね。

工務店

ハウスメーカーに対して、地元密着で住宅工事を手掛ける会社のことを工務店と呼びます。小規模ですが地域の状況に精通し、技術やノウハウも豊富な職人を抱え、自由な設計を行うといった特徴があります。

基本的には長崎県全体を対象にしている工務店が多いですが、やはり本社または支店があるエリア付近をメインに手掛ける場合が多いようです。少し大きい工務店になると佐賀や福岡、その他九州エリアや関東に展開している場合もあります。

一律に工務店と言っても、それぞれ個性や特徴が全く違うので、下記のメリットデメリットも参考までにご確認ください。

工務店のメリット

  • 地域密着型なので地域の情報に精通している
  • 自由な設計や融通が利きやすい
  • 比較的安く作れる

工務店のデメリット

  • 倒産リスクがある
  • 展示場やモデルハウスなどが無い場合もある
  • アフターフォローが比較的弱い

ハウスメーカーに比べると小規模であるため、その点がメリット・デメリットの特徴となりえます。また、工務店はそれぞれ個性が全く異なりますので一概にメリットデメリットをお伝えするのが難しい面もあります。

一般的にはアフターフォローの体制が整っていないと言われていますが、中には大手にできないような地元密着のアフターフォローに力を入れている会社もありますし、勉強不足で最新のデザインや技術に付いていってない工務店もあるでしょう。

それらの個性をいえさーちではご紹介していければと思っていますが、その情報を参考にしながら実際に会ってみてご自身で工務店の個性を感じてもらうことが最も重要かと思います。

建築会社・建設会社

工務店が住宅専門であるのに対して、建築・建設会社は、一住宅以外の工事も手掛けています。例えば商業施設やビル、トンネルや道路などインフラ整備なども行います。

特徴としては工務店と似ていますが、住宅部門に力を入れているかいないかが会社によって大きく異なります。住宅も作れはするけど、工務店ほど詳しくはない・・・とった会社もあるでしょう。

長崎県内で最も有名な谷川建設は、大きなインフラ事業や商業施設など幅広く事業を行いますが、住宅部門にも力を入れていますよね。規模も大きくハウスメーカーのような特徴をもっていますが、一方で地元・長崎の情報にも精通しているなど工務店的な特徴も持ちます。

谷川建設のような大きな建設会社でなければ、メリットデメリットは、工務店と同じような特徴を持ています。

設計事務所

設計事務所は、名前の通り「設計」のみを行う会社です。実際に家づくりを行うのは工務店などに委託をします。

設計事務所のメリット

  • お洒落な住宅をデザインしてもらえる
  • 難易度の高い変形地や斜面地に合った設計も可能

設計事務所のデメリット

  • 実際の住みやすさが度外視される場合もある
  • 設計代が別途発生し工務店だけに頼む場合よりも高くなる

設計のプロなので、かなりお洒落なデザインの家を設計することができます。また、変形地や斜面地でもイレギュラーな土地にも対応した住宅を提案してくれるノウハウを持った設計会社も多くあります。長崎市の場合は土地が少なかったり斜面地に家を建てる場合がありますので、その点は頼もしいですよね。

一方、一般的にではありますが、設計事務所は「お洒落だけと使い勝手が悪い家を建てがち」とも言われています。これはもちろん一般論ではありますが、そういう側面はあるようです。

設計事務所にお願いする場合は、自身も住宅のことについてしっかりと勉強し、実際に住み心地はどうなのかを考えながらやり取りをする必要があると言えるでしょう。

 

最後に

以上のように大きく4つに分類されますが、文中でも述べましたようにあくまで一般論です。これらのメリットデメリットを踏まえて、デメリットを解消すべく様々な企業努力を行っている会社もあります。

これらの一般論を踏まえて各社さんの強みや弱みを把握するようにできると良いですね♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました